ウィッグは、用途や構造のほか、性別によっても分けられます。
「レディースウィッグ」は、女性用のウィッグで、基本的には女性が使用するための物です。
男性が使用するとしたら、女装をする時くらいしかないでしょう。
女性の場合、ウィッグを使うのは、ファッション用がほとんどです。
薄毛で悩む人の数は、特に若い女性の場合、男性より圧倒的に少ないです。
そのため、自然とファッション用のウィッグの種類が多くなるのです。
その需要は、年々増加しており、各メーカーがかなり力を入れています。
今やレディースウィッグといえばファッション用のウィッグという状態です。
女性の髪型を意識した商品のため、かなり手の込んだ髪型のウィッグが多くなっています。
前面にオシャレ感を出し、流行の髪型をいち早く取り入れるという傾向になっています。
常に新商品の開発が行われ、激しく移り変わる分野といえるでしょう。
どんな髪型のウィッグが人気かがわかれば、現在流行の髪型もすぐにわかるのです。
レディースウィッグは専門店や専門ブランドがたくさんあります。
ほとんどが、女性用ウィッグのみを扱っています。
ですから、スタッフも当然専門家で、デザインも、髪型の流行色も、かなりしっかりとリサーチして、専門スタッフがしっかりと作り込んでいます。
非常に高い完成度の商品となっています。
購入する際には、ブランドやメーカーの評判を口コミなどでチェックすると良いと思います。
「ヘアピース」とは、ヘアーエクステンションを含む、頭の一部に装着するアクセサリー全般をさします。
もちろんここでいうアクセサリーとは「毛髪を模した物」です。
リボンやヘアピン等とは根本的に異なります。
ヘアピースはウィッグの一種ですが、全く異なる構造になっています。
たとえば、輪ゴムで留めるタイプや、針金で留めるタイプ、ピンで留めるタイプ、そしてミノタイプもあります。
ヘアーエクステンションは、このヘアピースの一部といえます。
ほとんどは女性が使用するいわゆるファッションアイテムのひとつです。
ヘアピースは、髪型のバリエーションをより豊かにできるというメリットがあります。
たとえば、地毛で「お団子頭」を意味する「シニヨン」を作るのは、とても大変です。
また、髪の毛の一部を編みこむ場合も、自分でするのは、かなり時間がかかります。
ヘアピースを使用すれば、このような髪型も手軽に短時間でできるのです。
また、価格的にもかなり安価で、100円ショップで購入することもできます。
特にデメリットはありませんが、薄毛を隠したいという人にはほとんど意味のない商品です。
ですから、ウィッグとはいっても、ほとんどアクセサリーに近いものです。
あくまでもヘアスタイルに対してのアクセント的な物であることを理解して購入しないと、ムダな買い物になってしまいます。
ヘアーエクステンションは、「継ぎ足し」という意味の言葉から名づけられ、ファッションとしてウィッグを愛用する人が増えた現代では、その需要がかなり増えています。
このヘアーエクステンションも、ウィッグの種類のひとつです。
ヘアーエクステンションは、「エクステ」と略されることも多くあります。
基本的に、ウィッグとは違う構造になっています。
ですから、トップピースとも全く違う商品です。
その構造は、「ミノ」と呼ばれるウィッグ用の人工毛髪がミシンで縫って束ねてあり、それに固定用の金具、ヒモが取り付けられています。
土台となるキャップ部分はありません。
気軽に使えるところが、エクステの最大の魅力といえます。
主に、髪の毛を伸ばしたいけれど自毛を伸ばすまでに時間がかかる場合や、ちょっと別人のようにイメージを変えてみたい時、パーティー等に参加する際にスタイルチェンジしてみたい等といった時に使われます。
基本的には補足用としてではなく、ファッションを目的として使用されています。
地毛と全く変わらない商品もありますが、メッシュ効果を引き出すために、あえて天然の毛髪と光沢を大きく変えている商品もあります。その種類はとてもいろいろあります。
装着はとても簡単です。
フルウィッグの持つデメリットもほとんどありません。
エクステのデメリットは、地毛と絡まりやすいという点なので、装着後はあまり激しく動かないほうが良いでしょう。
「トップピース」は、全体を覆うフルウィッグとは対照的な商品です。
トップピースには、フルウィッグのような多くのメーカーが共通して使用している名称はありません。
メーカーによって「部分かつら」「部分ウィッグ」、男性用限定で「ツーペ」など、いろいろな呼ばれ方があります。
開発、販売当初にはそれほどメジャーな存在ではなかったので、メーカーによってそれぞれ名称を決めたのでしょう。
ですが、現代このトップピースはとても重宝されています。
よくエクステンションと同じように思われますが、実際には異なるものです。
トップピースは、一部分の薄毛を隠すために使用されフルウィッグの一部を切り取ったような商品になっています。
全体的に毛髪が薄くなっているのではなく、円形脱毛症や怪我、火傷など、一部に問題があるケースで使われます。
ですから、ファッションとしてよりも補足として使われることが多い商品といえます。
トップピースは、取り付けた際に蒸れたり締め付けられたりせず、重量感もないというメリットがあります。
つまり、フルウィッグのデメリットを解消した商品といえます。
また、一部分のみなので価格的にも大きな負担にはなりません。
火傷などで毛髪が一部分失われているなどの一時的に利用したい場合にも重宝します。
利用者にとって、地毛を全て隠さないでも良いという点が、大きな意味を持ちます。
一方で、装着という点に関しては難易度が少し高めです。
スッポリと覆うフルウィッグと異なり、トップピースは一部に対して固定するので他の毛髪との違いがわかりやすいのです。
外からウィッグの装着箇所が見えやすい傾向にあり、固定部が少ないため、最初のうちは少し戸惑う人もいるようです。
ウィッグの目的には、装飾用と補足用の二つがあります。
その形状では、主に四つの種類に分けることができます。
「フルウィッグ」は、その中で最も一般的なウィッグです。
一般的に「ウィッグ」「かつら」と呼ばれているものが、フルウィッグです。
つまり、誰もがイメージする、最も普通のウィッグです。
頭全体がスッポリと覆われ、それひとつで頭部全体をカバーするという形状になっています。
その構造は、まず表面は当然、人工毛髪で覆われています。
この部分の土台は、「キャップ」と呼ばれる帽子状になっています。
人工毛髪はこのキャップに取り付けられているのです。
取り付け方は手作業で行う「ハンドメイド」、機械を使って行う「マシンメイド」の二通りがあります。
ネット状のキャップに手植えで人工毛髪を植えて行くのが、ハンドメイドです。
オーダーメイドに対応しやすく、きめ細かいウィッグを製造することができます。
しかし、時間と手間がかかる分、価格も高くなります。
マシンメイドの場合は、大量生産ができるので価格は抑えることができますが、オーダーメイドに対応することができません。
基本的に、髪型そのものを変えるので、融通がきく類の物ではありません。
しかし、近年かなり細かいニーズに対応しているメーカーも増えています。
単に薄毛を隠すためだけではなく、ファッションとして使用するケースも増えています。
しかし、蒸れやすかったり、締め付け感があったりするため、慣れるまでは大変なようです。
ウィッグは、今や、若い女性もごく普通に着用し、かなり幅広い年代に使用されるようになっています。
そのため、開発する各メーカーもいろいろと創意工夫を施して、商品の質も大きく向上しています。
10年前、20年前のウィッグと比べると、その進化の過程がはっきりとわかるくらいです。
けれども、そんな現代のウィッグにも、デメリットとなる部分もあります。
どのようなメリットとデメリットがあるのかを見ていきたいと思います。
まず、ウィッグは、「欠陥を隠してくれる商品」ということで、ウィッグの目的そのものがメリットであるといえます。
ただし、近年では植毛、育毛の技術も発展してきているため、このメリットも徐々に薄れてきています。
むしろ、頭部のファッションの幅を広げてくれるファッションアイテムとしてのメリットの方が大きいかもしれませんね。
一方で、デメリットとして挙げられるのは、その価格の高さです。
ウィッグはとても高価な商品です。
高い物では、100万円を越えるものもあります。
これだけの額は、決して簡単に用意できるものではありません。
また、着用時に頭部が蒸れるということもあります。
夏場は特にその傾向が強くあり、頭皮がかぶれることもあります。
そうなると、さらに毛根にダメージを与えてしまい、必ずしも頭に優しい商品とはいえない面もあるのです。
近年ではこういったデメリットを解消するために、安価な商品や蒸れにくい商品の開発も進められています。
近代社会になって、ウィッグを「装飾品」として使用するケースはかなり増えてきました。
ただこれは、現代だからこそというものではなく、むしろ昔に戻ったと言っても過言ではありません。
はるか古代には、ウィッグは正装のための装飾品として使用されていたため、こちらの方が自然な目的なのです。
「かつら」として着用される人工毛髪と、ファッションとして使用される装飾品としての人工毛髪とは、特に違いがあるわけではありません。
基本的にどちらもポリエチレン、化学繊維などを原料としています。
ただ、「かつら」の最大の目的が、自然な頭髪に見せることであるのに対して、ファッションとしてのウィッグの目的は、いかに華やかに美しく見せるかということになります。
そのため、商品としての種類も大きく異なります。
ファッションとしてのウィッグには、ヘアーエクステンション、いわゆる「エクステ」等のような付け毛も含まれます。
そのため、「ウィッグ」とは、頭部に着用する、毛髪を模して開発されたファッションアイテム全般のことをさすようになりました。
このファッションというジャンルは、美容全般のほか、いわゆる演劇に使用するウィッグも含みます。
たとえば芸能人がコントなどで着用するカツラも、広い意味ではファッション系のウィッグに含まれるのです。
装飾品としてのウィッグは外見が重視されます。
そのため、補足品のウィッグほど機能性は重要視されません。
しかし、その映え方、みずみずしさなど、自然な頭髪に見せるための工夫が施されています。
現代において、ウィッグには2つの目的があります。
そのうちのひとつが、薄い頭髪を隠すための補足品としてのウィッグです。
補足品とは地毛を補うという意味です。
人間の頭髪が著しく減少するのは、加齢や遺伝、ストレスなどの原因があります。
また、抗がん剤治療の副作用で、一時的に毛髪が抜け落ちることもあります。
このように髪の毛が薄くなったり抜けてしまったりしたときに、それが周囲から見て恥ずかしいとみなされるケースがあるため、それを隠すウィッグが使われるのです。
補足品としてのウィッグには、どうしてもネガティブなイメージがあります。
それは、身的欠陥が頭部にあることを隠しているという意味もありますが、それを隠していることを好ましいと思わない人もいるためです。
また、ネガティブイメージの理由のひとつには、「かつら」として使用している人の多くが中年男性であることもあるようです。
いずれにしても、世間的にあまり良い印象を持たれていません。
しかし、近年ではそのような風潮を払拭しようとする動きが活発になってきています。
ウィッグという言葉自体も、その中のひとつになります。
「かつら」の持つネガティブなイメージを緩和するため、各ウィッグ開発メーカーが様々なCMを打っています。
また、種類を豊富にして商品としてのイメージアップを図るなど、さまざまな工夫がなされています。
ウィッグは、現代において、ファッションの一環としてよく使用されています。
ウィッグという言葉が日本で使用される前は「かつら」で統一されていました。
その用途は、ほとんど薄い頭髪を隠すためのものでした。
この人工頭髪は、はるか古代から存在していました。
元々、ウィッグは「儀式のための装着品」として使われていました。
儀式などに臨む際に、特定の髪型をするために使用されていたようです。
普段の髪型と、特別な催しの際や人前に出る際の髪型を使い分けていたのです。
その後舞台演劇が誕生し、役どころによって髪型を変える必要が出てきたことにより、一般人の間にもウィッグが普及しました。
また、古代ヨーロッパでは衛生環境が悪く、ノミ、シラミが大量発生していました。
そのため、長髪で長時間過ごすことが難しく、髪を短くしてウィッグを被っていたのです。
そうしたことから、ウイッグは、あっという間に一般に広まったようです。
また、ウィッグは正装としても使われていました。
歴史に名を連ねる有名な音楽家達の肖像画は、そのわかりやすい証拠です。
バッハやモーツアルトなどの肖像画は、ちょっと今見ると不自然に思える髪形ですが、これらは全て正装として着用していたウィッグです
ちなみに、ベートーヴェンは権威を嫌い着用せず、シューベルトの時代には既にその風潮が廃れていたので、どちらの肖像画もウィッグではありません。
「ウィッグ」とは、ファッションアイテムのひとつで、モデルなどがよく愛用しています。
この言葉をはじめて聞いた時、意味がわからなかったという人もいたかもしれません。
「ウィッグ」とはかつらのことで、基本的にウィッグとかつらは同じ意味で使われます。
しかし、その一方で、かつらとウィッグを使い分ける傾向もあります。
それは、「かつら」という言葉にネガティブな印象があるためです。
「かつら」といえば、頭髪が薄くなったり髪が生えなくなった人が、それを隠すために着用している人工的な装飾品というイメージが大きいでしょう。
そのため、かつらには、「中年男性の若作り」「恥隠し」などのイメージがあり、あまりポジティブな印象はありません。
ですから、近年では、かつらとウィッグは区別して使われることが多くなってきました。
「ウィッグ」という言葉は、主にファッションとして使用する場合に使われるようになったのです。
そのため、ヘアーエクステンションもウィッグに含まれるなど、広い意味で使用されています。
また、ファッションとは意味合いが異なりますが、医療用ウィッグというものもあります。
これは、がん治療などで一時的に毛髪が抜けてしまう人に対して、その代用品として着用するかつらのことで、使用者には若い女性も含まれるため、このような言葉が使われるようになってきました。